笠原先生は本センター学術情報部門の部門長として、金沢大学における統合認証システム(KU-SSO)の開発・運用とアカンサスポータルの設計・開発の総括を担当しています。
一方で、理工学域電子情報学系の後藤由貴准教授と共に通信情報工学研究室を担当しており、電子情報学類や自然科学研究科電子情報科学専攻に所属する学生の教育と、情報通信や宇宙理工学分野の研究を行っています。
そしてその研究成果が、2016年に打ち上げられた「内部磁気圏観測衛星あらせ」の電磁波動観測器の機上データ処理部に導入されています。
今回の「Nature」掲載された論文の成果は、この「あらせ」による観測結果によって得られたものとなります。
本センター業務と研究のため、常にお忙しく、それこそ世界中を飛び回っている笠原先生ですが、今回認められた、大きな成果は、本センターにとっても大変喜ばしいものです。
研究内容詳細については、宇宙航空研究開発機構(JAXA)からのプレスリリース
https://www.jaxa.jp/press/2018/02/20180215_arase_j.html
を参照ください。
なお、論文タイトルなどは以下の通りです。
可能な方はアクセスしてみてください。
“Pulsating aurora from electron scattering by chorus waves”,
S. Kasahara, Y. Miyoshi, S. Yokota, T. Mitani, Y. Kasahara, S. Matsuda, A. Kumamoto, A. Matsuoka, Y. Kazama, H. U. Frey, V. Angelopoulos, S. Kurita, K. Keika, K. Seki & I. Shinohara,
Nature volume 554, pages 337-340 (15 February 2018)
doi:10.1038/nature25505