Emerging Media Initiative, Kanazawa University
国立大学法人 金沢大学 学術メディア創成センター
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部門と研究活動

(更新:2021年11月12日)

学術システム部門

大学におけるDXは学内のすべての情報がデジタル化されることを前提に,教育・研究・業務形態そのものを変革し,新たな価値を創造するものです.学術システム部門では,全学のDX推進を支える最先端の情報システムの設計・開発をミッションとしています.

金沢大学には,世界的にみても価値の高い研究成果や教育情報・学術情報が数多く蓄積されています.学内情報のデジタル化,および,統合的な蓄積・利活用,これらの情報を基に独自の教育,研究のDX化を進め,国際的な教育・研究拠点としての機能を向上させ,次世代の人材を輩出していくことは大学として必須です.このような目的意識のもと,現在,学術システム部門では,「全学DXに資する教育,研究,業務システムの設計・構築支援」,「AIを駆使した新しい教育・研究システムの開発」,「電子的学術データの利活用・情報発信基盤の整備」を3本柱に全学,各部局,研究室におけるDX化に必要な環境の整備とシステムの設計支援・構築支援を行っています.

また,DX化を含め,当大学全体の情報環境を支えるために,情報基盤の管理運用にも積極的に携わっています.さらに,当部門自身が最先端のxR,AI,ネットワーク,セキュリティ,コンテンツ流通,データベースなどの技術を永続的に獲得・発展させるために必要な研究活動も業務の一環として積極的に取り組んでいます.

教育メディア部門

教育メディア部門では、教育のDXに向けて、「ICTを用いた教育改革」、「情報活用のための教育の企画・支援」を大きな柱としています。

ICTを用いた教育改革として、これまで教育へのICTの活用の全学的な普及を目指し、「普及啓蒙活動」、「ICT活用教材作成の技術的な支援と作成設備の充実」、「ICTを活用した独自教材の開発」、「ICTを活用した教育法の改善」などを行ってきました。これからは、これをさらに推し進めて、教育のDXに何が必要かを研究し、その実践と普及啓発に取組んでいきます。

情報活用のための教育については、カリキュラムの開発と、実施体制の支援に取り組んでいます。2006年度から始まった「情報処理基礎」では、授業設計、教材開発、担当教員支援を担い、2020年度からは、データサイエンス教育も組込み、「データサイエンス基礎」として、授業設計や教材開発などを行っています。特にデータサイエンス教育については、基礎的な内容から金沢大学独自の授業内容などを企画し、教材などを準備すると共に、実際に授業などを行っています。

社会におけるDXとは、単にICTを活用するだけに留まりません。そこに暮らす人々が「所謂、デジタルという言葉に代表されるさまざまなもの」に親和的に接し、それを上手に活用できるように社会全体の意識改革を行うことを指します。その観点から見たとき、教育のDXとはどうあるべきでしょうか。その答えを見いだすために、私たちは研究活動に取組んでいます。